旅行時に空港で免責保証をつけずにレンタカーを借りて、初めて事故った時の事故対応と負担額の話を、戒めのために記録しておきます。先に結論だけ書いておくと、
免責補償はつけましょう。1000円ごときケチるな。
レンタカー会社の人と色々な話をしましたが、自損事故だけでなく、駐車場の当て逃げなどで自動車が傷つけられるパターンで、それなりの件数は発生しているようです。ほんの少しの擦り傷でも、ノン・オペレーションチャージ（NOC）2万円に加えて、車両修理費で最大5万円の費用負担が発生します。自分に責任がなくても2万円は確実に取られますが、免責補償をつけていないと、最大7万円の費用負担。そのお金でもう1回旅行行けるじゃないか、と悔しくなること間違いなし。
事故時はまず警察とレンタカー会社に電話
私は駐車場で柱にこすってしまいました。こすったというより、角度が悪く、けっこういきました。ガリガリー！・・・なんて嫌な音なんでしょう。車を駐車し、傷の具合を確認した後、まずググりました。大した傷じゃない場合、返却時に言えばいいのか、それともやはりレンタカー会社（または保険会社）に連絡すべきなのか、どこまでを「事故」というのか分からなかったので（すみませんすみません）。
ググった結果、すぐに警察とレンタカー会社に電話すべし、警察の事故届出がないと、5万円以上の修理費用実費を負担することもあるぞ、とわかったので、人生で初めて１１０番通報しました。
「事件ですか？事故ですか？」から始まり、オペレーターのお姉さんが丁寧に質問をしてくれるので、答えていくだけです。事故の状況を伝えたところ、すでに警察官が向かっているとのことでした。
しばらく待つと、パトカーと２名の警察官がご到着。事故の状況を詳しく聞かれ、私が当ててしまった駐車場の柱を確認し、見て分かるような傷がないことを確認。自損事故で駐車場側の損害もないので、点数を引かれることもなく、10〜15分ほどで終わったかと思います。事故証明は保険会社から請求があった時に保険会社あてに出すものだそうです。
話の途中で、「レンタカー会社には連絡しましたか？」と言われたので、警察の方が調書を書いている間に連絡しておきました。レンタカー会社は、自損でちょっとこすっただけ、と分かると電話口で安心した様子が伺えました。返却時に傷つけた箇所を申告してください、ノンオペレーションチャージ2万円と車両補償に入っていないので5万円、合計7万円をお支払いいただきます、と言われました。
万一事故を起こされた場合のお客様のご負担について
保険の免責額
保険で補償されない免責金額をご負担いただきます。
- 対物：50,000円
- 車両：50,000円（バス・大型貨物車は10万円）
免責補償制度（任意加入）にご加入された場合、免責金額のご負担は免除されます。
ノン・オペレーションチャージ（NOC）
万一、事故・盗難・故障・汚損等を起こし、車両の修理・清掃が必要となった場合、その期間中の営業補償として下記金額をご負担いただきます。（免責補償制度とは異なりますのでご注意ください。）
レンタカーで自走し、予定の店舗に返却された場合 20,000円
レンタカーで自走できず、予定の店舗に返却されなかった場合 50,000円
トヨタレンタカーの修理代は実費請求でした。
7万円の負担を覚悟していたところ、違いました。ノンオペレーションチャージ2万円は必ず負担することになりますが、修理代は先に5万円を支払い、修理見積りがでたら、5万円との差額は返金してくれるとのことです。それは最初に電話した時に教えて欲しかったー。7万円の負担に悲しみ、気を紛らわすために、美味しい刺身と寿司と日本酒を消費しまくってしまったではないか。
「この程度の傷なら、ある程度返金できると思いますよ〜。」と言われてほっとしました。傷の具合に関わらず上限の5万円を請求するレンタカー屋もあるそうです。トヨタレンタカーにしておいて良かったと心から思いました。
クレジットカードで7万円を支払い（泣）、飛行機で帰っていきました。
事故の3日後、レンタカー会社から電話があり、見積りが15,000円だったので35,000円を返金するとのことでした。振込先銀行口座を教えて欲しい、見積書を希望する場合はFAXする、とのことだったので、口座情報とFAX番号を伝えました。
最終的に、トータル35,000円かかりましたが、勉強代と思っています。ご迷惑をおかけした警察官やトヨタレンタカーの方には申し訳ないですが、この程度の損害で済んで良かったです。人身事故でも起こしたらシャレにもなりませんから。
事故当初、多少のパニックを起こしていましたが、ググって読んだ記事たちに助けられたので、私も経験をシェアさせていただきました。
